昨日は花まつりでございました。
花まつりとは、お釈迦様の生誕を祝う行事です。
人々を苦しみから解放するために修行し教えを説いたお釈迦様、私自身もそういった存在になれるように精進しようと改めて思うことができました。

さて、ご報告が大変遅くなってしまいましたが、二月十日(日)に寒壱百日間の大荒行を無事成満することができました。
また、二月十三日(水)には妙顕寺にて帰山式を厳修致しました。
入行前や入行中に励ましの言葉をかけてくださった方々、お見舞いに来てくださった方々、陰ながら応援してくださった方々、改めて皆様に感謝申し上げます。

一日七回の水行と読経三昧、食事は朝夕2回でお粥と味噌汁、睡眠時間は3時間弱の修行の日々をおくるなかで、何度も心が折れそうになりました。
ただ、家族や友人、一緒に修行する仲間、応援してくださる檀信徒の皆様が支えとなり、なんとか百日間修行を続けることができました。
私独りの力ではとても達成することができなかったでしょうし、感謝の気持ちでいっぱいです。
また、食事や睡眠時間が制限された日々のなかで、モノにあふれた世の中で、私が日々不自由なく生活を送れていたことは”当たり前”ではないんだなと気づかされました。
これからは今まで以上に”感謝”を大切にして生きていこうと思っております。

そして、今回の大荒行堂で会得した木剣修法、すなわち御祈祷を行い、皆様が前向きに生きる後押しをして恩返しできればよいなと考えております。
繰り返しになりますが、皆様本当にありがとうございました。
合掌
妙顕寺副住職 齋藤純亮
